転職エージェントになるには?仕事内容ややりがい・向いている人の特徴を解説

転職エージェントになりたいと考えているものの、自分に向いているのか分からず、応募をためらっていませんか?

転職エージェントは、人の人生を後押しできるやりがいのある仕事です。転職エージェントになりたい気持ちはあるけれど、「未経験から転職エージェントになれるのかな」「仕事がきつそうだな」と、不安に感じる人も少なくないでしょう。

本記事では、転職エージェントのなり方や仕事内容、向いている人の特徴、転職エージェントのキャリアパスといった仕事選びに役立つ情報を紹介します。転職エージェントで働きたい人は参考にしてみてください。

転職エージェントになるには

エージェントの人

一般的に、転職エージェントになるためには転職サイトや企業の採用サイトから直接応募をする方法と、転職エージェント経由で求人紹介をしてもらう方法があります。正社員以外で転職エージェントを目指すには、副業や起業といった手段も考えられるでしょう。

本章では、転職エージェントになる方法を4つ取り上げて、それぞれのポイントを解説します。

転職サイトや企業サイトから自己応募する

転職エージェントになるには、転職サイトや企業の採用サイトから自己応募する方法が一般的です。転職サイトの業界検索で「人材サービス業」を検索し、転職エージェント事業を行っている企業を探します。または、職種検索欄で営業職やコンサルタント職で絞り込み、RAやCA、人材コンサルタントの募集を探しましょう。

企業によって職種名が異なるため、次のキーワードを参考にしてフリーワード検索してみてください。なお、RAは法人営業、CAは個人営業の職種コードで掲載する企業が多いです。

<検索ワード例>

  • 人材紹介、転職エージェント
  • RA、リクルーティングアドバイザー、CA、キャリアアドバイザー、人材コンサルタント、人事コンサルタント、両面エージェント、採用プランナー

企業の採用サイトから直接応募したい人は、GoogleやYahoo検索画面で「転職エージェント 求人」「人材紹介 未経験 募集」といったキーワードで検索をします。もし気になるエージェントがあるなら、「●●エージェント(企業名) 採用」と、直接検索してもいいでしょう。

今まで転職エージェントの仕事経験が全くない人は、次の方法も試してみてください。

<未経験寄りの転職エージェント求人を探す方法>

  • 雇用形態を「契約社員」「派遣」などに変更して検索する
  • 営業アシスタント、営業事務などの職種×「未経験」で検索する

人材業界に強い転職エージェントを利用する

転職エージェントのサービスを活用して転職エージェントになる方法もあります。中でも、人材業界に強いエージェントや、営業職採用の実績が豊富なエージェントに登録するのがおすすめです。人材業界に強い転職エージェントを探す方法と、希望求人に出会うコツをまとめます。

<転職エージェントを探す方法>

  • 「人材業界専門 転職エージェント」「人材業界特化 人材紹介」といったキーワードでGoogle、Yahoo検索をする
  • 転職サイトやダイレクトスカウトサービスに登録して、希望業界を「人材業界」と設定。プロフィール内にも転職エージェントに就職したいと明記して、スカウトを待つ

転職エージェントを活用すると、仕事内容や働き方などの情報を、解像度高く取集できるのがメリットです。一方で、何かしらの営業経験や人材関連、人事系の経験がないと転職エージェントの求人を紹介してもらえない場合もあります。

複数のエージェントに登録し、エージェント求人を保有しているか、応募条件を満たしているか確認していく作業が必要でしょう。

業務委託・副業求人に応募する

今すぐ正社員で転職は難しい事情がある人や、就職する前に副業で経験を積んでみたい人は、あえて副業求人を探す方法もいいかもしれません。副業・複業やフリーランス専門の求人サイトや、Google検索で「業務委託 人材紹介」と検索すると、転職エージェントの募集を見つけることができます。

具体的な仕事例を見てみましょう。

(例1)医療機関に医師紹介をする仕事

ご自身のネットワークを生かし、医師と医療機関にアプローチ。働く時間は個人の裁量となっており、自由度が高い求人です。副業収入をアップしたい方や、転職エージェントで独立準備中の人に向いている仕事です。

(例2)スカウトメールで求職者を集める仕事

フルリモート、フルフレックスで時間に縛られず、求人票を作成したり、集客用のスカウトメールを送ったりする仕事。アルバイトまたは業務委託で契約を想定した募集です。

(例3)正社員の雇用も可能な副業求人

転職エージェントとして、スカウト、面談、案件進捗からクロージングまで一連の仕事を経験できる募集です。はじめは業務委託で副業スタートとなりますが、副業・複業を通じてフィット感を確認し、正社員雇用に切り替えも可能です。

ただし、副業募集は雇用契約ではなく、業務委託と呼ばれる契約形態となる場合が多いです。業務委託では労働者とみなされず、労働時間や最低賃金適用といった概念がないため、事前知識が必要です。

人材紹介業と業務委託の関係性については、次の記事でも詳しく解説しています。

人材紹介と業務委託の違法性とは?職業安定法の規定・違法のケースを紹介

起業する

すでに転職エージェントの経験がある人や、類似職種の経験があるなら、就職ではなく起業を選択する方法もあります。必ずしも転職エージェントの実務経験がなくても、未経験からエージェントを立ち上げるケースは少なくありません。

例えば、特定業界の人材募集中の企業と複数のパイプがある人や、特定の職種の人をSNSで集客しているなど、企業か求職者との太いパイプを生かすために起業される人もいます。

なお、転職エージェントを起業する方法や、市場規模など、独立に役立つ基礎知識は次の記事で紹介しています。

人材紹介を起業するには?市場規模や開業方法・許可・禁止事項を解説

転職エージェントの仕事内容

求人票の紙

続いて、転職エージェントの仕事内容を具体的に掘り下げていきます。人材紹介営業は、企業側を担当するRA(リクルーティングアドバイザー)と、求職者側の窓口となるCA(キャリアアドバイザー)に大別されます。企業によっては、一人のコンサルタントが両者を担当する場合もあり、「両面エージェント」と呼ばれます。

RAの仕事内容は、人材募集を行っている企業開拓から始まり、人材紹介契約の締結、求人票の作成、求職者の紹介の流れで進んでいきます。一方、CAは求職者を開拓し面談を実施、希望条件にあわせて求人紹介を行います。

より詳しい仕事内容は、次の記事で解説しているので、あわせてお読みください。

人材紹介の営業(CA/RA)は激務できつい?CA/RAの仕事内容と営業ノウハウ解説

なお、転職エージェントは細々とした業務が多く、ハードワークな印象を持たれる人も少なくありません。少ない人員で大きな成果を上げるには、転職エージェント向けの便利なシステムを使いこなすのもポイントです。

例えば、circus株式会社が提供している「circus AGENT」という求人データベースを使えば、求人獲得と紹介求人の見極めの自動化が可能になります。RAの業務負担を軽減でき、コア業務に集中できるため非常に便利なツールです。これから転職エージェントに就職する人は、こういったサービスもチェックしておくと良いでしょう。

転職エージェントの魅力・やりがい

転職エージェントの仕事の魅力は、人々の人生の節目となる転職に関わり、求職者の人生を後押しできる点です。また、企業の経営課題を人材で解決して事業拡大や社会貢献に関われるやりがいが大きいでしょう。

●転職エージェントの仕事の魅力

  • 多様なキャリア形成が必要とされる時代において、国も中途採用を後押ししており、転職市場は引き続き活発化の見通しとなっている
  • 転職エージェントの経験は、事業会社の人事や法人営業/個人営業、採用代行などさまざまなキャリアパスにつながりやすい
  • 個人で独立・開業も可能

転職エージェントの大変さ・デメリット

転職エージェントは細々とした業務が多く、労働集約型のハードワークになりやすい点がデメリットでしょう。例えば、両面エージェントであれば、月に数十人の求職者と新規面談をしながら新規の企業商談に臨みます。求職者や企業とは、繰り返しメールや電話でコンタクトをとり、並行して求人票作成やスカウト対応、日程調整といった大量のタスクを進めます。

また、求職者との面談は夜の時間帯に設定されやすく負担がかかりやすく、人を相手にする仕事の為、思うように成果が出ないケースもあるでしょう。

転職エージェントに向いている人

女性の転職相談の様子

転職エージェントでは、人のことが好きでよく相談されるタイプや、聞き上手な人が活躍しているイメージがあるかもしれません。実際には、売上目標に向けて貪欲に行動できる人や、特定の業界・職種に精通している人も適性があります。本章では、転職エージェントに向いている人の特徴を3つに絞り、紹介します。

目標達成意欲が高い人

達成思考があり、貪欲に目標に向けて行動できる人は転職エージェントに向いています。困っている人の手助けをしたい優しいタイプや聞き上手な人でもエージェント業は務まりますが、必ず採用決定という成果を出さなくてはなりません。基本的には営業側面の強い職種であり、単なる接客やカウンセラーではないことを理解しておきましょう。

特定の業界・職種に詳しい人

転職エージェントの応募条件では、必ずしも同業経験を求められません。実は、医療や製造、ITといった専門性の高いビジネスに精通している人や、特定の業界に人脈がある人の方が重宝されるケースがあります。

転職サイトに未登録の潜在的な求職者とのコネクションがあれば、企業の提案に生かせるためです。

転職・採用活動の実体験がある人

自分自身が転職活動で悩み、苦しんだ経験がある人は転職エージェントに向いています。また、事業会社の人事として採用活動をしていた人も、取引先である転職エージェントに就職するケースは少なくありません。転職エージェントを使ったことがある、採用で課題にぶつかったなどの実体験は、仕事に生かしやすいでしょう。

転職エージェントに関するQ&A

最後に、「転職エージェントになるには?」と調べている人のさまざまな疑問にQ&A形式で回答します。

Q1.転職エージェントの平均年収は?

転職エージェントの平均年収を調査した公的なデータはありません。いくつか参考になる数値をご紹介します。

某大手転職エージェントの想定年収434万円 ~796万円
indeedで検索※1
※1 2023年12月2日indeed給与調査で検索
人材コンサルタント 383万円人材コーディネーター 381万円キャリアアドバイザー 466万円
転職サイトで検索※2
※2 2023年12月2日dodaで検索
1999求人中、244件が年収1000万以上可エグゼクティブサーチでは最大4000万円を記載している求人も

転職エージェントの求人は、必ずしも未経験の年収が低いとは言えません。ハイクラス向けエージェントや、金融・コンサル業界など高年収の人が多い業界向けのエージェント、エグゼクティブサーチなどは高報酬になりやすいでしょう。

Q2.未経験でも転職エージェントになれる?

未経験でも転職エージェントになることは可能です。実際に掲載中の未経験求人を見てみると、次のように人柄や志向性を求めるケースが多いようです。

(募集例)

  • 当事者意識を持って数字を追うことができる方
  • 柔軟な考え方ができる方
  • なにかしらの営業経験がある方
  • 人が好き・人付き合いが好きな方
  • 縁の下の力持ちとして「人と向き合う仕事」がしたい方
  • 会社の成長に合わせ、自らも成長したい方
  • 皆で組織を作っていくことを楽しめる方
  • 物事を前向きに考えられる、ポジティブな思考をお持ちの方

Q3.転職エージェントで生かせる資格はある?

転職エージェントの仕事に生かせる資格は、国家資格のキャリアコンサルタントや民間資格のCDAが代表的です。いずれも転職エージェントになるために必須資格ではないため、必要に応じて取得すると良いでしょう。

Q4.転職エージェントのキャリアパスは?

社内で営業からマーケティング、人事など別職種に異動するキャリアパスをはじめ、RA・CAの職種を変えずに担当業界を変えるパターンがあります、ほかにも、同業の転職エージェントをいくつか経験しスキルアップをはかったり、独立開業、事業会社の人事、人材関連会社に転職するパターンなど、幅広いキャリアパスが描けます。

まとめ

闊達としたエージェントの姿

転職エージェントは人生の転機に関わるやりがいの大きな仕事で、未経験からでも就職は可能です。気になる人は転職サイトやエージェント経由で求人検索をしてみましょう。

ただ、転職エージェントの開業数は右肩上がりとなっており、2022年時点でその数は28,000以上となっています。「どの転職エージェントに応募するか悩む」「実際にいくつか転職エージェントに相談してみたい」と感じる人もいるでしょう。

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